素っぴん母ちゃん子育て講座、3回目~居場所~についての講座が開催されました。
2019年の幕が開き、七草粥を食べて、えべっさんも終わって…お正月気分が少々落ち着いてきた1月12日。
今年は年号も変わり、歴史に残る時代が始まるというスペシャルな年。
そんなワクワクの新年に、素っぴん母ちゃんの受講生たちがお子さまを託児スタッフに任せて、続々と研修室に集まります。
本講座は手話通訳付きの講座になっております。聴覚障害者の方にはまだ参加いただけておりませんが、こういった活動によって様々なお母さん、お父さん、子どもに関わるお仕事をなさっている方々に届けばいいなと続けております。
「素っぴん母ちゃん」とは?
あるがままで等身大な子どもの育ちと自分らしい子育てを学び、「素っぴん」な自分に出会える学びの場です。
2019年1月12日(土)@大阪市総合生涯学習センター
素っぴん母ちゃん子育て講座3回目は、一般社団法人あおぞら湯代表の笠井あゆみ先生が担当です!!
1回目の清水智枝先生や、2回目の池田有美先生のお話しは各所で一般の方にも聴いていただける機会がありますが、笠井あゆみ先生は専門的なところで講座されることが多く、なかなか一般のお母さん方に聴いていただける機会がありません。この素っぴん母ちゃんしかないくらい、レアな笠井あゆみ先生のお話を聴いてもらえました。
3回目の講座ともなると皆様も場に慣れてきたような穏やかな表情で始まりました。
まずはコトモットの池田有美先生による前回の宿題からのワークショップです。
「人生グラフ」をお隣のお席の方とシェアします。そこでの聴き役さんは、ただ聴くだけ。ついつい想いを途中ではさみたくなるのですが、ただ相手の人生を聴く。これも、なかなか貴重な経験なのでは。
お互いの人生を分かちあった後は、ブレイクタイムでお互いの身体をほぐし、ねぎらいます。
本題の笠井あゆみ先生の講座が始まりました。
先生も笑顔ですが、皆さんも笑ったりうなずいたり、皆さんにとってこの講座はまさに心地よい居場所だったようです。
講座の内容としましては、
子育て中の親子にとって豊かな居場所(環境)を子のために、そして自分のために選ぶ時のポイントになる情報盛りだくさんでした。
自ら居場所を選び、心地よい居場所で笑顔に過ごす母ちゃんの元で、子どもはのびのびと豊かな感性を育みながら安心して遊んでくれたらなぁと想像を膨らましつつ、居心地が良い居場所と悪い居場所はどう違うのか?居心地が良くない居場所に対してどう向き合えばいいのか?を学びました。様々な居場所を必要な時に頼っていいんだというメッセージをもって自立へのイメージが引き出され、清水智枝先生による次回の宿題の説明へとつながっていきました。
笠井あゆみ先生が代表をつとめる、あおぞら湯の居場所作り事業の思いの詰まったこの「素っぴん母ちゃん子育て講座」(3年目の取り組み)は、この度、平成30年度大阪市NPO・市民活動企画助成事業として大阪市からの助成金をいただいて、実現できました。
~その思い~
・子育て世代の不安感を全力で承認していくこと
・障害を理由とした孤立感を解消していくこと
・多様な思いを受け止めて、承認していくこと
すべての思いの詰まった居場所として存在することで参加された皆さんが、子どもたちにとって大切な存在である大人が「素っぴんの心で子育てに向き合える」自信を得てほしい。
そんな思いが詰まっています。
[受講後のアンケートを一部ご紹介]
*同じ場所でもその時の状況や心理状態によって良い場所にも悪い場所にもなるが、環境を整えることによって居心地良い場所に改善できる。
*アサーショントレーニングという言葉ははじめてききましたが、しずかちゃん、のび太くん、ジャイアンの例えでとてもわかりやすかった。
*“居場所がある”かどうかは自分の気持ち次第。“居心地が良く”なるように自分の考え方を変えてみると、“居場所”は増やしていける!そう考えると気持ちが明るくなってきました。
*環境を整える事で、子供が生きやすい場所がつくれる。
*子どもの居場所は年齢が低い程、親が決めがち、選びがち。でも大きくなるにつれ、自分で居場所を見つけて、いろんな経験をし、自立をしていくんだという事を再認識しました。
…etc
他にもたくさんの気づきを得てくださっています。
素っぴん母ちゃん子育て講座が、素っぴんたるゆえんに気づきはじめてくださっている様子がアンケートからも伝わります!!
スタッフ&講師陣ともに、唯一無二の子育て講座だと自負しております!
最終回(2019年1月26日)もワクワクです!!
あおぞら湯 広報担当 Oスミ